【5分で読める要約】「心をととのえるスヌーピー」は、壁を乗り越えたい社会人に最適!-禅とマンガで読みやすい
スヌーピーで有名なチャールズ・シュルツのマンガ「ピーナッツ」。このピーナッツの中の言葉が、実は禅の世界観を語っていた。
ピーナッツの登場人物の言葉を、世界的にも有名な曹洞宗寺院の住職である枡野俊明氏監修のもと、禅の視点から分かりやすく解説してくれます。
「禅の世界に触れたい。けれども、難しい本を読むのはちょっと…」
という方には、最適の一冊です。
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目次
「心をととのえるスヌーピー」をおすすめする3つの理由!
まんがのセリフを禅の視点で解説するから、圧倒的に読みやすい
とにかく、読みやすいです。
もう、マンガをそのまま読んでいる感じで読めます。
4コマ漫画が次々と出てくるのですが、そのなかの登場人物の言葉を取り上げて「ちょこっと」禅の解説を加えてくれている感じです。
解説がなければ読み流してしまうようなセリフ。
その言葉を取り上げて、深い意味を見いだしてくれます。
マンガが「主」で、禅の解説が「従」だからこそ、頭にも心にもスッと入ってきます。
現代のビジネスパーソンが悩みがちなことへの答えが満載
思い通りにいかないこと、先が見えないこと、他人との関係…
誰しも、そんな悩みを抱えていると思います。
この本で解説してくれている言葉は、そういった悩みの解決の方向性を示してくれています。
ひとことで言うと「しなやかな心」だと、私には思えます。
ルーシーに対するスヌーピーの言葉
「配られたカードで勝負するしかないのさ。いずれにしてもね。」
欠けているものに囚われるのではなく、手の中にあるものを最大限に活かしていく。
野村監督も落合監督も、名将はみなこの境地に達しているように思えます。
ビジネスパーソンである私にとっても、心の中の言い訳を見透かされたようでハッとする言葉でした。
これ以外にも、たくさんの素晴らしい言葉を見つけられるでしょう。
世界的にも有名な枡野俊明住職による監修で、内容的にも超充実
禅の世界は、アメリカのビジネスパーソンにも影響を与えています。
監修者の枡野俊明氏は、曹洞宗の住職で、禅の世界をビジネスパーソンに向けて伝えており、海外にもファンの多い方です。
枡野俊明氏の著書を何冊か読みましたが、そこで語られていた人生観・リーダー論は、この「心をととのえるスヌーピー」にも存分に表われています。
むしろ、凝縮されていると感じられます。
本格的に禅の世界に触れたい方にとっての入門的な第一歩としてもおすすめです。
「心をととのえるスヌーピー」の書籍情報
チャールズ・M・シュルツ/著 谷川俊太郎/訳 枡野俊明/監修
「心をととのえるスヌーピー 悩みが消えていく禅の言葉」
2021年出版、光文社